【論文PICKS】自分が助かれば、ロックダウンしていいのか

2020/4/5
今回のテーマは、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)に対する「ロックダウン」(都市封鎖)と、人々との接触を避ける「ソーシャル・ディスタンス」です。
東京でも外出の自粛要請や、居酒屋やレストランなどの利用自粛を求めるなど、ソーシャル・ディスタンスのための対応を呼びかけています。
すでに1日当たりの診断された患者数が100人を超えており(4月5日時点)、これが爆発的な感染拡大につながれば、人々の往来を凍結する「ロックダウン」(都市封鎖)も選択肢に挙がります。
しかし、そもそもロックダウンやソーシャル・ディスタンスには、どれくらい効果があるのか。そして正しいロックダウンの方法は、一体、どのようなものでしょうか。
私たちの社会が、このウイルスの猛威と戦うために知っておくべきこと。そんな視点から選んだ、注目の論文3本を取り上げます。
ナビゲーターは、初回に引き続き、米国内科医として活躍する山田悠史医師です。

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