先行き不透明な今だからこそ、パタゴニアから学びたい
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パタゴニアは数十年前から環境に配慮したプロダクトづくりをしてきたけれど、それ以上に「カルチャーをつくる」ことをやってきたのだと感じる。環境に配慮した製品を使うことが「イケてる」というポジティブなモチベーションは、「我慢して壊れゆく環境のために寄付する」といったネガティブなモチベーションとは異なり、持続可能性・拡大可能性が高い。
「商売を始めて35年、ようやく、なぜこんなことをしているのかがわかった。環境活動に寄付したいという気持ちにうそはない。だがそれ以上に私は、パタゴニアでモデルを確立したかった。我々のピトンやアイスアックスが他のメーカーのお手本になったように、環境経営や持続可能性について考えようとする企業がお手本にできるモデルを確立したかった」
環境に配慮した経営のかたちはひとつの「確実にやってくる未来」であり、それに対してベットした経営スタイルをつくりあげたということ。いつやってくるかわからない未来に確信を持って、長期的な目線で経営を作り上げることが、経営者としてのセンスなのだろう。