都内の感染症指定医療機関で何が起こっているのか
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現段階での都内の最前線です。
今後のコロナ対策として以下が提言されてます。
・軽症者は入院とせず自宅療養とする
・退院のための要件を「症状の改善」としPCR検査を求めない
・感染症指定医療機関以外の医療機関でも中等症の新型コロナ患者の診療を行う
感染症科だけではなく、多くの科が診療に関わっていかなければいけないと感じています。病床の稼働を見える化する必要があります。地域によっては、ファックスでやりとりしている。患者の受け入れを決める保健所では、稼働が見えない中で、病院から断られると他を探すしかない。患者を多くとっている病院、それも指定ではない病院は、なぜ指定は目一杯とらないのか、と疑心暗鬼になる。
特に守らなくてはいけないのは、重症患者を治療できる施設と医師です。ここが最後の防衛ライン。
病床稼働の見える化については、これまでは地域ごとにバラバラの取り組みをしています。厚労省が、神奈川県でやっている病院状況を共有するシステムの全国展開を検討しています。これに期待したいところ。
この展開に時間がかかるようであれば、災害時のシステムであるEMIS(広域災害救急医療情報システム)を活用すれば、限られた医療資源の状況が一気に可視化できます。
また、NYの状況、対策本部と現場との認識の違いを見ると、本部の一部機能は現場にあった方がよいと思います。クラスター対策が重要なのは分かりますが、それと並行して新型コロナを指定感染症の枠から外し、重症患者の救命を最優先する診療体制に移行したほうがいいと思います。行動計画内での整合性にこだわりすぎず、もう少し柔軟に対応すべきです。
「すべての感染者を隔離し、封じ込めを狙うフェーズはすでに過ぎており、今は中等症〜重症例の医療を必要とする患者を医療機関で診療すべき段階に来ています」
追記:太田さんが言われている「病床の稼働の見える化」は重要だと思います。ずっとなぜできないのか疑問に思っていましたが、既存のシステムで使えそうなものがあるならぜひ実現してほしいです。