NY株反落、915ドル安 経済懸念、週間は大幅上昇
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3週間、同じ内容を投稿し続けて15回目です。特に、第2文の「相場を大きく上下に揺り動かしながら」という箇所を、改めて強調したいと思います。
なお、不安定な相場は、金融市場が不確実性を消化するまで続きます。金融市場の情報の消化スピードが極めて早いことから、社会・経済の混乱がまだ続いている段階で、金融市場が先に安定化することになると思います。
しかし、今はまだその時期とは言えません。
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新型コロナ・ウィルスが社会や経済にもたらす影響について、まだわからないことが多すぎます。
このような不確実性は、金融の世界では「リスク」そのものであり、相場を大きく上下に揺り動かしながら、数週間から数ヶ月かけて相場を押し下げていくかもしれません。
しかし、仮にそうなったとしても、経済的な影響は一時的なものです。10年後、20年後の世界経済は今よりもはるかに成長していると考えるのが自然です。
10年、20年かけて働きながら資産を築いていくという観点からは、今回の相場変動の影響はそれほど大きなものではなく、「長期・積立・分散」による資産運用をこれまで通り続けていくことが大切です。
ーーーーーー金曜日の株価は反落。今週は日曜ドルの景気刺激策に好感し、1938年振りの歴史的な上昇値幅となりました。
市場が通常モードに戻りつつあるように見える事象もあります。例えば米ドルインデックスは、先週に98から103まで歴史的なラリーを記録した後、今週はそれを全戻ししました。その意味ではパニック的なドル買いはとりあえず一服したように見えます。またゴールドも同様の動きをしました。
一方でVIX指数は結局60の水準を割り込めませんでした。やはりこの水準では米国株式市場は1日当たり4%上下動はすることを示唆してます。
エコノミストからもOECDで3ヶ月のシャットダウンが続けばG20のGDPは4-6%下落すると試算しています。
来週は経済指標の発表が目白押しですが、もうこれらは市場に織り込んだというかスルーして、新型コロナウイルス肺炎の状況に一喜一憂するのではないかと思います。
ドル円も2月後半以降毎週4円以上動いているわけで、なんとなく1990年代に戻ったような雰囲気ですが、VIX指数を見る限り、まだこれに近いような値幅で前後に動きそうな気配は無きにしもあらずです。
さて、以下は前日に私がここに書いたコメントです。。
「 取り敢えずは上がります。景気刺激策が打ち出されることが承認されたわけですから。今日は上がる日です。
然し乍ら、これまでの流れですと明日は下がる日です。但し、景気刺激策の金額が法外なのでもしかしたら明日まで市場を支える材料になるかも知れないという点のみ不透明材料として留保してしまいますが。。。。」
昨夜に今夜の米国株式市場が下がるのを断定してました。別に自分の予測が当たったので凄いということを言いたいのではなく、結局2兆ドルにも及ぶ景気刺激策ですら可決後は1日しか株式市場を支えれなかったということを証明してます。
つまり、再三申し上げてますが、金融、財政政策を異次元レベルで施したとしても、新型コロナウイルス肺炎が終息しなければ相場の反転は期待できないということなのです。
以前にも書きましたが、「 The trend is my friend. 」の精神で相場を見ておけばまだ良いと思います。柴山さんのコメント、何度も読むことでジワジワと効いてくるように感じています。
同じことを言っているようで、読むたびに発見がある。
ありがとうございます。
「不安定な相場は、金融市場が不確実性を消化するまで続きます。金融市場の情報の消化スピードが極めて早いことから、社会・経済の混乱がまだ続いている段階で、金融市場が先に安定化することになると思います」