株主提案は、多角化の是非と、株主還元の是非と、取締役選出が混ぜこぜになってしまった印象です。キリンの医薬・健康食品への多角化戦略はブラジルのビール撤退の経験があるからだと思うので、これに異を唱えるならば、多角化事業の処分による資金を改めて海外ビール事業に投資し、その道のエキスパートを外部招聘すべきだと提案すべきだったと思います。 しかしキリンは多角化の成否を今まで以上に丁寧に説明する義務ができました。例えば協和発酵の親子上場をどうするのか。この点が今回の成果だと思います。
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