宇田川先生と語る、組織の溝を解消するリーダーの役割──形骸化したビジョンではなく、紡がれた文脈を読む
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リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史さん、Uniposの斉藤知明さんと行ったイベントの内容が記事化されました。イベントのタイトルは、「組織の変革を妨げる『3つの溝』の解消法」で、3つの溝とは、「上司と部下」「部門と部門」「経営と現場」における溝です。
組織を変革したいが、動かない、という問題に対してどうアプローチするのか、ということについて考える時間でした。
・「上司・部下」については、斉藤さんからは、上司・部下の関係における褒めることの難しさ、荒金さんからは1on1がうまく行かないという時にどう考えたら良いのか、というお話
・「部門と部門」については、私から高信頼性組織の話を交えつつ対話することの重要性のお話など
・「経営と現場」では、ミッション・ビジョン・バリューの「浸透」ということについて、スタートアップと大手企業の違いから考えるべき大事な点
などをお話が展開されています。
このイベントは2月頭に開催されたもので、今のような新型コロナウイルスの問題が出てくる前でしたが、むしろ、今のような状況になってみて改めて思うのは、この問題が開けた時には、明確に企業は変革のニーズが高まるだろう、ということです。
その時に、手応えのある変革へとつなげる上で、有用な議論ができたのではないかと感じています。
荒金さん、斉藤さんというお二人の優れた頭脳とのやり取りは非常に楽しかったです。こういう形で記事化されても、なんとなくそういう雰囲気は伝わるものですね。
ぜひご一読ください。
なお、このイベントでは、前段は私の講演、その後、3人での鼎談という形で行いました。
なお、全体の解題と私の講演内容はこちらを御覧ください。
「リーダーが「自分のナラティヴ」を脇に置き、“問題児”を“花形”にする事業機会に気づくには?」
https://bizzine.jp/article/detail/4365以下引用
>そこで重要になるのがリーダーの役割だ。斉藤氏は「みんなを率いるというより、みんなからコンセプチュアルな課題を得て、全体的にファシリテートすることが求められるのではないか」と語る。とはいえ、現場の問題を明らかにして全体化するだけでは、不満を並べるだけだ。宇田川氏は「そうした不満や問題に対して、自分たちで解決できることがあるという認識を現場が持つことも重要」と語り、荒金氏も「どうすれば前向きにみんなが取り組めるようになるかというところが、リーダーの腕の見せどころかもしれない」と同意した。