[ジュネーブ 26日 ロイター] - 国際労働機関(ILO)は26日、新型コロナウイルスの感染拡大によって世界で失われる雇用が2500万人を「大幅に超える」可能性があるとの見通しを示した。

ILOは18日、各国政府が迅速に雇用保全に向けた対応を行わなかった場合、世界的に530万─2470万人の雇用が失われる恐れがあると警告していた。

ILO雇用政策局のリー局長はロイターに対し、一時的失業やレイオフの規模、失業保険申請件数が当初予想を大幅に超えていると指摘。こうした雇用への下押し要因を見通しに考慮する必要があり、「雇用喪失見通しは従来予想の約2500万人を大幅に上回る」と述べた。

2008─09年の世界的な金融危機時には、世界で2200万人の雇用が失われた。

同日発表された米新規失業保険申請件数(21日終了週)は前週比300万1000件増の328万3000件と、過去最多となった。新型コロナの感染拡大を抑えるための厳しい対策によって経済活動が急停止し、レイオフが急増した。