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検査方針は全く変わっていません。現在、検査は我々現場の医師の裁量で行われています。我々医師にとって、患者さんを守ることが全てであり、オリンピックなど社会的な理由で検査の出し方を変えることはありません。
実際に、検査数が顕著に増えたわけではありません。ご興味のある方は東京都のホームページをご覧下さい。検査数が顕著に増えているのではなく、陽性率が上がっているのです。これまでの日本における陽性率は世界的に見てもむしろ低い方でした。これは国際的に見て検査を控えているわけではないことを示唆する数字でもあります。絶対数は少ないですが、当然感染者が少なければ検査数は少なくなります。
と同時に、陽性率が上がっていること自体は、とても懸念すべきことです。
「検査を増やせば•••」とおっしゃる方にもう一つ理解していただきたいのは、「感染者が増えたから、検査数が増える」という逆の因果関係です。これは必ず成り立ちます。この事象を全て逆の関係で捉えて、「検査が増えたから感染者も増えたではないか」と意見するのは、事実を完全に理解しているとは言えません。
検査への誤解と偏見に基づく発言は、現場で汗を流す医療従事者に、そして日夜熱心にデータをまとめられている自治体の職員に、ストレスや傷を残していると思います。このあたりは皆様にしっかりとご理解いただきたいところです。
「オーバーシュートは感染源不明の感染者数割合が論点」
「我々が見ているデータは約2週間前の感染状況」
こいつ何言ってんの?
そう思われた方は、色々な情報に踊らされる前に議論のベースとしてまずは専門家会議資料、特に3月19日付の提言資料だけでもお読みいただければ幸いです。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解等
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00093.html
(細々とですが引き続き新型コロナ関連を呟き中です‥)
https://twitter.com/masaki_kobashi
「感染経路が不明の感染者が増えているので、カーブが急速に上がっていくだろうと国の専門会議が指摘していた。そこで先週末は大阪と兵庫の行き来の自粛が問題になっていたが、東京も同じようなことを考え始めるべきだったと思う。ただ、パリは山手線の内側くらいの人口300万人くらいのエリア、ニューヨークもマンハッタンなどのエリアで完結しているが、東京の場合、“ここからが東京だ”という境目がなく、首都圏全体の3600万人くらいが一つの経済圏だ。東京都職員だって、東京都以外から通勤している人の方が多いくらいだ。だから東京都が自粛や対策を講じるなら、やはり同時に千葉県、埼玉県、神奈川県とも連携して進める必要がある。また、六本木ヒルズに入居しているような企業はテレワークで仕事ができるが、新橋にいるような伝統的なサラリーマンは電車で通っている。テレワークも含めて、徹底的に働き方改革を推し進める機会だと考えるべきで、このまま満員電車を続けていると大変なことになる」
「僕としては、2週間ぐらいは外出禁止に近い、厳しい措置を取った方が良いと思う。それで一定の効果が上がったかどうかを見極める必要がある。ただ、感情で言ってはダメだ。レベルをきちんと整理してから言わないと、どこまで自粛なのかわからない。安倍首相が一斉休校を決めた時にも専門家会議の答申を受けずに、10分間の対策本部会議だけで決めてしまった。それはダメだ。東京都も医師だけでなく、統計学やAIの専門家も含めたプロジェクトチームを作り、2、3週間分のシミュレーションをしてもらって、そのファクトとデータで方向性を見せるべきだ。その成果で、専門家会議の信用があるかないかも決まってくる。そして政府も東京都も、もっと情報を公開しないといけない。情報が限定されたり、隠されていたりすることで、不安が煽られてデマが流れ、買い占めが発生する。トイレットペーパーの話だけでなく、具体的な問題について一問一答できるような公開の仕方をしていった方がいい。東京都のホームページも、もう少しわかりやすくした方が良い」
都知事自身のTwitterでの直接発信が足りない。大阪・北海道はやっている。
ご高齢の方でなくとも、重症化しているケースはいくらでもあります。また、重症化した場合に受け入れて集中的に治療をしてもらえる余裕があるわけでもありません。医療関係者、保健所の皆様、政府関係者、皆様が日夜必死に対応することで、必死に被害を拡大を食い止めています。その結果、日本は比較的平常通りの生活できているわけです。
その状態が危うい今、出来る限りの行動自粛をする事が、個々人ができる最大の貢献では無いでしょうか。
しかし、前々から思いますが、下記の用語や説明はもっとわかりやすく表現を変えられないでしょうか。
必ずしもカタカナ語がわからない人もいるし、調べることが苦手な人もたくさんいます。具体的にイメージができない人もいます。
・オーバーシュート→感染者の急激な増加、感染爆発
・クラスター→小規模の集団感染
・不要不急の外出の自粛要請→「○○や○○以外の目的での外出はしないでください。例えば××など。」
上記は気がついたものだけですし、もっと上手な表現もあると思います。
様々な人達が暮らすこの社会において、誰にでもわかる表現は難しいと思いますが、是非行政もメディアもその点に知恵を使っていただきたいと思います。
3月5日 76人
3月10日 468人
3月15日 1846人
3月25日 7660人
という次第である。76人の時点で、20日で100倍超…。この轍を踏んではならない。
そのための、今週末の外出自粛。
何より、風邪の症状が出ている人、熱が出ている人は、週末と言わず、今から外出自粛すべきです。
新型肺炎に似た症状の病気に罹患して医療機関に負荷をかけるべきではないですね。
私達が出来ることからやらないといけません。
海外帰国者の方々に関しても、同じです。
差別はしませんが、沖縄の10代の子供の家族のように、検疫中に飛行機に乗り帰宅するなど非常識なことはやめましょう。
とりあえずこれ読んでみてます。
「新型コロナウィルスについて⑥:4月第2週の首都封鎖 - ロックダウンへのカウントダウン-」
https://note.com/syasukaw/n/nbf0f6d4886e7
東京都が公開していますが相変わらず保健所ベースでの検査件数は80ー90件(陽性者の再検査含む)、それで新規に40件超える(検査の感度は低いのに)とは。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp
ということは発熱、肺炎の中のコロナ 陽性率が上がっているということ。
今の検査ペースだと数は頭打ちになりますが、感染者が頭打ちというわけではありません。