「雇われない」働き方も選択肢に。生涯現役社会の未来像
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雇われない働き方を私なりに定義するならば、「働くことについての自己決定権が確保されている状態」のことです。具体的には、仕事の内容や相手を選べる立場にある、不本意な仕事を強要されない自由がある、使命感を持って仕事に取り組める、等といったところでしょうか。
選択の余地が限られる場合は、決定権が自分にはないと錯覚しがちですが、それはあくまでも判断の問題です。先の展開の想定やメリット・デメリットの比較をした上で行った選択は、たとえそれが唯一取り得る選択肢であっても自分の意志による決定であり、戦略的な行動でもあるのです。
人間関係や組織のしがらみによって窮屈な思いをしているのであれば、まずは「自分はどう在りたいのか」「何をしたいのか」を見つめ直すことです。それを実現する手段を考えて実行に移した時こそ、雇われない働き方の始まりと言えます。仕事をして報酬を得ることだけでなく、誰かの役に立つ、誰かと約束があるというだけで励みになります。
ただ、報酬がある方がやっぱり楽しい。
70歳、80歳になっても社会と関わりながら活動していくには40代、50代のうちから自分とは違うキャリアを積んできた人、視野を広げてくれる人と関わり、会社以外の活動に対する準備運動のようなものを行っていた方がスムーズです。
60歳で定年になって、全く新しい世界に飛び込もうする大手企業出身の方々を見てきましたが、会社員時代は有能でもフリーランスになると苦戦されている方が多いです。
頭も心も柔らかいうちに、会社以外の世界にも慣れておきたいですね。