【グラフ図解】中国BATの最新決算を「4つの数字」でつかむ

2020/3/24
アメリカの巨大IT大手「GAFA(グーグル、アマゾン 、フェイスブック、アップル)」に対し、中国の巨大IT大手を示すのが「BAT」だ。
百度Baidu)アリババAlibaba)、テンセントTencent)の3社から頭文字を取っている。
そのBATは、2月27日に百度が、3月18日にテンセントがそれぞれ2019年12月期の通期決算を発表した。アリババは3月期決算のため、通期決算発表は5月以降になる見込みだが、BAT3社の直近決算の大枠が見えてきた。
経済ニュースを「数字」でつかみ、ビジネスパーソンの数字感覚を養う連載「The Numbers」。今回は、BATの最新決算を「4つのグラフ」でざっくりつかんでいこう。
INDEX
 ☑売上高はアリババが7.8兆円
 ☑アリババはEコマースが9割を稼ぐ
 ☑WeChatは11億人、アリペイは12億人
 ☑時価総額はBATの「AT」が約50兆円
 ☑アリババとテンセントの根本的な違い

売上高はアリババが7.8兆円

中国ネット大手3社はどのくらい成長しているのか。
売上高も営業利益で見ても、アリババテンセントという「2強」の成長が目立つ。