【深層】「引きこもり消費」で再加速。物流拠点が足りない

2020/3/26
新型コロナウイルス騒動で、ネットショッピング利用が急拡大している。いわゆる「引きこもり消費」だ。
米国では、アマゾンが物流拠点等で新たに10万人を雇用すると発表した。
ビッグデータの解析を行うナウキャストとJCBの調査によれば、日本国内でも2月後半のEC(電子商取引)分野は、前年比+4.6%の伸びを見せている。
スーパーなどで買っていた日用品を含めて、新型コロナがEC消費を大きく伸ばすきっかけになるのは間違いない。
国内の消費者向け商取引におけるEC化率は6.2%。中国の20.4%、米国の11.8%に比べると、まだまだ伸びしろがある。
(出所:経済産業省「電子商取引に関する市場調査」より。米国中国は2017年の数字)

風が吹けば桶屋が儲かる

ECが普及すればするほど儲かる「不動産」がある。
物流施設だ。商品の効率的な配送には、ECに特化した大型物流センターが欠かせない。