ろうあの労働者が起こした「史上まれな裁判」、弁護士ら手話でサポート
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オリックスに30年勤める聾唖(ろうあ)者の和田明子さん。2017年3月、自宅勤務の強要など職場での嫌がらせなどを訴えた裁判が2020年2月に、手話通訳をつけるという条件で職場復帰するという内容で和解しました。
和田さんはこのように語っています。
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「これまで泣き寝入りをしたり、やめていったりした多くの聴覚障害者を知っている。絶対にやらないといけないと思って、勇気を出して提訴しました」
「まず教わったのは、すべて聞こえる人の社会に従えということを教わりました。またどんなことがあってもすべて謝れというふうに教わって育ちました。ですけれども、今は我慢の限界です。ですので、社会を変えていきたい」
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障害者差別解消法ができても、訴える負担の大きさやバッシング、職場復帰できても居づらくなること、再就職で不利になることを恐れて泣き寝入りが殆どです。
「どんなことがあってもすべて謝れ」
これは障害の有無に関係なく日本人が受けてきた教育の悪しき面で、誰もが窮屈さを感じていることです。
そして力関係で弱い立場にいる人がしわ寄せを受け、強い立場の人は大目に見られるといういびつな形になっています。
私も、発達障害の特性などからくる差別を経験してきたことから「社会を変えたい」という思いで発信し始めました。
和田さんを応援したいと思います。