星を守れ!惑星探査とプラネタリープロテクション!
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良記事。
宇宙からくるパンデミックから地球をいかに守るか。他の惑星で「パンデミック」を起こすことをいかに防ぐか。
まあ、コロナが宇宙から来たなんてのは完全にガセですが、しかしこれから他惑星との有人無人の往来が増えるにつれて、真剣に考えなければいけないこと。
このようなリスクをコントロールするため、国際的に惑星保護(プラネタリー・プロテクション、PP)というルールが定められています。それを弁護士の星さんが宇宙法の観点から解説してくれています。
たとえばはやぶさ2の場合、小惑星は問題ないけど、生命が存在するかもしれない火星に衝突するリスクを評価しコントロールする必要があったそう。
実は、Mars2020ローバーの目的を「過去の」生命探査に限っている理由もここにあるのです。現在生命がいる可能性がある場所を探査すると、PPの基準が厳しくなり、それをクリアするのが困難になるためです。宇宙×法の領域では、宇宙活動法やリモセン法、スペースデブリ低減ガイドラインなどがよく取り上げられる中、Planetary Protection Policyは非常にマイナー、マニアックなルールかもしれません。
2020年はMars2020(Perseverance)の打上げ年ということもあり、惑星探査×法についての解説記事を寄稿しました。
ルールは絶対不変のものではなく、産業構造や技術進展によって変化し得るものです。
特に宇宙分野では、如何に産業を止めないよう制度設計するかは重要ポイントですが、宇宙開発の加速と、生じ得る弊害のバランスをいかに図っていくか注目されるところかと思います。
ちなみに、宇宙に関するルールに関するマンガやインフォグラフィックを使用した「3分でわかる宇宙法」を、スピンオフ記事含め100記事執筆しています。
総まとめ記事も書いておりますので、ご興味ありましたら是非ご覧ください。
【3分でわかる宇宙法】
https://note.com/rys_star/n/n2279141708c8プラネタリープロテクションで『宇宙戦争』(トムクルーズ主演)の宇宙人のバクテリア感染を思い出す。あれは地球のバクテリアを宇宙人が取り込んで死んだ。
あんな感じで他惑星のウイルスなんて持ち込まれたら、人類の安全も危ない。生態系も崩れる。
結構大きな問題だね。