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なぜなら高リスク、つまりトリプルBやCのジャンク債を他の優良債権と混ぜ込んだCLOという債権の主な引き受け手は一般の銀行ではないから。ヘッジファンド等の機関投資家だから。
ただし日本の農林中金は昨年末で8兆円と突出してCLOを保有しており、その危険性は元来指摘されている。
CLOを構成するジャンク債部分の多くは、シェールガス企業であり、目下の原油価格急落により破綻懸念が増している。故にFRBも対策を打ち、トランプ大統領もサウジとロシアの仲介に動くとされている。
元々破綻リスクが高いからHYなわけで、こんな状況だったらなおのこと。
一方で長期だとリスクリターン特性は高く、シャープレシオ(単位リスクあたりのリターン)はたしか株より良かった気がする。なのでレバレッジかけると一番長期リターンは良い形。ただ資金が目詰まりすると、レバレッジの解消が売り圧力を増幅させる。
https://fred.stlouisfed.org/series/BAMLH0A2HYBEY
ここが脆弱なことは、知られてはいた。BISも昨年の報告書で警笛を鳴らしている(①)。ただ「ダンスフロアに音楽が鳴っていた」から少しずつ手を引く人はいた(②~④)ものの、2月半ばまではなんとか持っていた。
2月下旬から「炭鉱のカナリヤ」が鳴き始めて、3月にはひたすら上がり続けている。⑤は3月6日のPickだが、利回りが急激に上がり始めたところ。その時は5%半ばだったが今は10%近く。
①https://newspicks.com/news/4247891
②https://newspicks.com/news/4243112
③https://newspicks.com/news/4277938
④https://newspicks.com/news/4427165
⑤https://newspicks.com/news/4698339
「一方、こうしたローンを組成する銀行は、2008年以降に成立した規制に縛られ、自ら保有し続けることはほとんどなくなった。銀行は代わりに、債券を資産運用会社に直接売却したり、世界の投資家に販売する複雑な証券に組み入れたりしている。」
また、昨日従業員95%のレイオフが発表されたシリクドゥソレイユは$700MのローンがあったがそれはTPGが2005年に買収した時にかけたレバレッジによるもの。このようにPEファンドによる買収増加が企業の債務を高めた大きな要因の一つとして指摘されている。
サブプライムローンの焦げ付きに起因したリーマンショックは日本にとって対岸の火事で関係ないと高をくくっていたら、思わぬとばっちりを食らってしまいました。
今回、ジャンクボンド市場の崩壊で地銀が経営危機に陥ったらちょっと厄介です。
このあたりの日銀や財務大臣、事情通の生々しいやり取りは、日経ビジネスの連載小説「EXIT」がおもしろいですよ。
"格下げやデフォルトが増えると、CLOマネジャーは劣後債の支払いを停止させ、価格が急落して新規のCLO発行は止まる"
これは、すべてに通じる大原則です。
ただ、市場崩壊の危機ともなれば、トランプ大統領が救済策を講じるのではないでしょうか?
先般の宣言でもありましたし、大統領選挙も近いことだし・・・。
足元のコロナショックはいずれ反転するとして、当面の原油価格の水準がどこまで戻すか、さらに中期的な脱炭素化みたいなトレンドにどこまでロボアドが配慮してくれるのか…ふと気になってしまいました。