中国、最優遇貸出金利を予想外に据え置き 追加措置必要との声
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物価が気になると言っても、今回の局面では供給面の問題が大きいはずであり、金融緩和を思い止まる理由としては違和感もあります。コロナウイルスの落ち着きを受けて、経済の回復を急ぎたいのであれば、なおさらにそうです。
そうすると何か別の要因、例えば、資本流出圧力の抑制、あるいはそれに伴う人民元安圧力の防止を意図したものかなとも考えられます。
人民元安は景気回復にとって好都合に見えるかもしれませんが、現在の主な輸出相手先の状況を考えると輸出の増加は望みにくいだけでなく、中国企業によるドル建て債務の返済を一層困難にする恐れもあります。これも中国の強気プロパガンダでしょう。世界経済が不安定になっている中、各国中央銀行が金融緩和政策を打ち出している状況を利用師弟るのです。
つまり、中国は「金融緩和なんかしなくても全然大丈夫ですよ!」というメッセージを世界に配信し、新型コロナウイルス肺炎の影響はない「フリ」をしているだけです。