[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国時間の原油先物は一時35%上昇した。取引終盤にトランプ米大統領がサウジアラビアとロシアの原油価格戦争に適切な時期に関与すると表明したと伝わったことで押し上げられた。

ただアナリストの間では上昇は一時的なもので、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な需要が抑制される中、原油安は継続するとの見方が出ている。

清算値は米WTI原油先物<CLc1>が4.85ドル(24%)高の1バレル=25.22ドル、北海ブレント先物<LCOc1>が3.59ドル(14.4%)高の28.47ドル。前日の取引では米WTIが18年ぶりの安値、北海ブレントが2003年以来の安値を付けていた。