「大阪−兵庫の不要不急の往来自粛を」国から通知
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注目のコメント
これは関西人からすると正直けっこう辛いです。仕事の調整などもあるので、せめて期限は設けて欲しいものです。。。
兵庫は神戸のイメージが強いですが、大阪で仕事している人の中には神戸よりも大阪に近い尼崎、西宮、伊丹などに住んでいる方も多いです。阪神間をつなぐ電車も阪急、JR、阪神と交通量はかなり多く、この三連休の感染拡大防止は効果がありそうですが、完全に線引きをすることは厳しいとは感じます。兵庫県の状況はそんなに良くないの?!
吉村知事は「兵庫県では感染の拡大が続いていていつ爆発的な感染が起こってもおかしくないという状況だ。大阪もそれに近く予断を許さない状況だ。専門家からは大阪府と兵庫県の間の行き来はやめてもらいたいという意見が出ている。20日からの3連休、大阪府と兵庫県の間で不要不急の行き来を控えるよう大阪府民と兵庫県民に呼びかけたい」兵庫県民です。
兵庫県は最初の感染者確認が3/1で近畿の中では滋賀の次に遅かった割に、今や北海道・東京・愛知・大阪に次いで全国5位。感染拡大予測において注目すべきは増加スピードなので、なんだか雲行きが怪しいとは感じていました。
神戸の中心部はJR大阪駅から在来線でたった20分の距離で、その間には尼崎・西宮・伊丹・宝塚・芦屋などが大阪市と連結して兵庫県の人口の大部分を占めています。普通に考えれば大阪で感染者が確認された時点で、地理的に兵庫県にも潜在的な感染者がいたのはほぼ間違いない状況でした。案の定、1例目が確認された後に追跡調査を開始したら次々とクラスターが発覚しています。
潜在的な感染者数はほぼ大阪に匹敵する可能性がありながら1例目の発見が遅れたということは、追跡調査も隔離も当然遅れることになり、兵庫県は初期の封じ込めに失敗した可能性が高いです。感染症は指数関数増加するため、1日でも隔離が遅れると対応が困難になるからです。
そして何より兵庫県のコロナ対策ホームページからは全くやる気が感じられません。感染者のグラフもを検査数と陽性者数を並べた棒グラフで示しているため、視覚的には「検査はこれだけやってるけど陽性者は少ないよ」という印象を与える見せ方になっています。
北海道が終結する一方で、兵庫県は日本から取り残されると予想しています。
追記:
関西には県境はあるものの都市はほぼ繋がって産業も集積しており、関西広域連合はこれを「産業クラスター」と名付けていますが、あまりにも皮肉が効きすぎています…。