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日本でも一部の医療機関でCOVID-19に対して使用されてきた抗HIV薬の「カレトラ」ですが、ランダム化比較試験の結果、有効性を示すことができませんでした。

もちろん、試験の限界があり、全てのCOVID-19患者さんに適応できる研究結果ではありませんが、一部の医療機関では治療方針に変更を迫られるものと思います。

こちらは、New England Journal of Medicineという、医学雑誌の中でも最も権威のある雑誌に査読を受けて掲載されたものですので、信頼性の高いものです。

これまでのタイなどからの報告は、あるCOVID-19の患者さんにこの薬剤を投与した後、改善したというものでした。しかし、これは「投与した後改善した」という時系列の事実を示したのみで、「投与したから改善した」という因果関係とイコールではなく、自然に治った可能性、偶然の可能性を否定できません。

一方、このようなランダム化試験の場合には、条件を揃えて、薬剤を投与した人々と投与していない人々を比較して差を見るので、限界はありますが、偶然の可能性を排除できます。

その結果、有効性を示すことができなかったとする結果が報告されています。

引用文献: https://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa2001282?articleTools=true
既存薬で有効性が医学的に認めれる薬が早く見つかることを期待します。
「試験開始から28日後の患者の致死率を比較したところ、抗ウイルス薬を投与されたグループではおよそ19.2%だったのに対し、投与されなかったグループでは25%」
期待されたほどの効果は得なかったようです。