オーケストラ、各地で存続の危機 公益法人制度も裏目に
朝日新聞デジタル
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いかに「オーケストラ、各地で存続の危機」なのか、数値で見てみます。
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私のよく聞きにいく東京交響楽団(川崎ミューザやアークヒルズのサントリーホールなどで活動中)を例にとると、
・売上高が大体年間10-11億円程度です。ここに補助金などが計上され、年間の収益は13億円程度。
・コストは同じく13億円程度。企業会計で言うところの純利益は、年間数千万円です。数年に一度は数千万円の赤字になっています。
・こんなオペレーティングレバレッジを掛けまくりの団体ですので、コロナなどで想定外に稼働率が下がると、一気に赤字になります。
・手元流動性(キャッシュ)は2億円程度です。毎月のバーン(キャッシュアウトフロー)は概ね月1億円でしょうから、2ヶ月間売上げが止まると存亡の危機です
出所:公益財団法人東京交響楽団の財務諸表