ダウ約3000ドル安、景気後退懸念拡大 FRB緊急利下げ受け
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技術的ですが無視し得ない問題として、FRBが3月FOMCで行うはずだった経済見通しの公表を6月まで先送りし、ECBも3月政策理事会で古い情報による陳腐化した経済見通しを公表したことが挙げられます。
つまり、欧米の市場関係者にとって、今回の問題が経済にどの程度のインパクトを持つかの手がかりを失っているわけです。しかも、経済見通しがないために、一連の政策対応が十分な強さを備えているかどうかも判断しかねてしまう訳です。
各中央銀行が政治に配慮しているのであれば問題外ですし、今回の感染症自体の先行きには高い不透明性があることは事実としても、いくつかのシナリオでも良いので、なんらかの見通しを示すことが望まれます。