シャープ、中核の液晶事業を分社化へ 株式上場も検討
日本経済新聞
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面白い展開だと言える。シャープはTV用の大型液晶パネル事業とスマホ、PC、車載向けの中小型液晶パネル事業を持つが、今回の対象は中小型液晶パネル事業。同じく中小型液晶パネル事業を専業とするJDIとは真っ向からぶつかる領域でもある。
かたや、JDIはいちごのバックアップを得てなんとか企業存続しているが、シャープは鴻海の傘下に入ったにもかかわらず、今度は自主独立で事業継続せよと言われていると。
以前から何度も記載しているが、競争力を維持するために中小型液晶パネル事業は継続的に投資が必要な分野である一方で、天馬やBOEなどの中国勢が低価格で攻めてきている中で(6.5インチLTPSで25ドルくらい?)、事業継続が非常に困難な事業環境になってきていた。
日本、韓国、台湾の中小型液晶パネル事業メーカーは三星のOLEDや中国のLTPSとの戦いに難儀しており、勝ち抜くためには合従連衡など今までにない戦略が必要な状況は間違いない。