総理大臣賞に村田製作所の高密度全固体電池!日本産業技術大賞の顔ぶれとは
コメント
注目のコメント
村田製作所が小型全固体電池で総理大臣賞を受賞。
村田製作所は、世界初のリチウムイオン電池の商業化を行なったSonyの電池事業部を買収しました。
小型ということで、まだ自動車に使えるほどのサイズではなく、IoT用などの小型デバイスに使用用途が限られます。
全固体電池を自動車で利用できるほどスケールアップするのにネックなのは、コストもありますが科学的には界面の制御です。
電解液と違い、固体は界面を接触抵抗がかなり大きくなってしまいます。これをどう解決するか、いまアカデミアでも研究が盛んに行われています。TDKや太陽誘電は悔しいでしょう。民生用酸化物系全固体電池は、セラコン屋間での勝負ですから。
写真は「高容量型」で、電流容量が2m~25mAh、電圧が3.8Vですね。用途展開を考えると「ワイヤレス充電型」が気になります。
さて硫化物系は、どうなった?!諦めた?2013年は東京スカイツリーの建設、2016年にはホンダジェットがとった内閣総理大臣賞
同じスケールの期待と希望を背負ってるんですね。身が引き締まります。ありがとうございます