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伝統校や公立学校ほど昔の慣習に縛られて前に踏み出せていない気がします。
日本教育において、あえて専門外の人や普段交わらない人の意見を聞くことで、視点は増え、その分、発想は広がると思います。
企業も部署内での「縦の決定」が多いですが、中学・高校の先生など専門知識が豊富で、ゆえに教科ごとの「縦割り」で意思決定する傾向がありますが、今こそチームや部署を超えた協力が必要ですね。
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新型コロナウイルスは、学校教育のカタチも大きく変えようとしている。
2月末に突如打ち出された休校要請で全国の学校現場が大混乱に陥る中、早急に授業のオンライン化を実現した先行モデルとして注目された静岡聖光学院中学校・高等学校。
旗振り役となった校長の星野明宏氏は、元電通マンで弱小ラグビー部を花園に出場させたラグビー指導者という異色の経歴を持つ。「自分にカリスマ性はない」と語る星野氏独自のリーダーシップとは。(全7回)
■第1回 元電通マンの校長、授業オンライン化を速攻実現
■第2回 強みなし、目立たない私の「電通サバイバル戦略」
■第3回 平凡、弱小、B級でも、勝負をひっくり返せる
■第4回 メンバーの心に火をつけるホース型コミュニケーション
■第5回 弱小ラグビー部を花園へ導いたリーダーシップの極意
■第6回 授業オンライン化を可能にした学校の組織改革
■第7回 過去の分析はいらない、未来の自分をイメージせよ
そうした環境下でプロジェクトチームによって課題を解決していく方法は、とても有効に思えます。役職や立場に捉われない方法は、学校現場では珍しく、だからこそチームメンバーはプラスアルファの仕事であっても前向きに取り組んでくれる。
今回の休校で私の学校でも再休校準備チームをプロジェクト方式で立ち上げ、そのおかげでオンライン化ができましたが、そのメンバーは日中には入学式・始業式の準備をやり、それ以外の時間でオンライン化の準備作業を行いました。完全にエキストラの仕事をお願いしたにも関わらず、高いモチベーションでやりきってくれました。
元々先生たちは「学校をより良くしたい」という強い想いを持っています。そのエネルギーのベクトルをひとつに束ねる方法としてプロジェクトチームという方法は有効だと思います。こうした形が日本の学校で一般化していけば、学校の姿は変わっていくのではないでしょうか。
チーム編成も職位などではなくなるべく混ぜて新しいアイデア、イノベーションが起こるように工夫すること、また変化を恐れず旧態依然にしないこと、ハード面の改革にも着手するなど非常に幅広く素晴らしいと感じました。