[9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の金融調節を担うニューヨーク連銀は9日、銀行システムに十分な資金を供給するために、国債などを担保に資金を供給するレポオペの上限を引き上げると発表した。

翌日物の上限は1500億ドルとし、現行の1000億ドルから引き上げる。14日物については3月10日と12日実施分の上限を450億ドルとし、現行の少なくとも200億ドルから引き上げる。

この日の翌日物オペでは1129憶3000万ドルの応札があり、全額が供給された。供給額は昨年9月のオペ開始以降で最大となる。NY連銀は必要に応じてレポオペの調整を続けると表明した。

週明け9日の市場では、新型コロナウイルス不況への懸念から世界中で株価が急落し、ダウ平均株価<.DJI>は一時2000ドル値下がりした。こうした中、翌日物金利スワップ(OIS)<USDL-O0X1=R>は大幅に拡大し、信用リスクの増大が意識されたものの「短期金融市場から資金が流出しているわけではなく、むしろ信用リスクや景気後退(リセッション)懸念に伴う市場心理の悪化を反映した」(バークレイズ)という。