【緊急解説】円高・株安ショックはどこまで続くか?
☑️イタリア感染が「決定打」
☑️1ドル=100円を割るか
☑️移動制限で「原油安」
☑️地雷は「シェール企業」
☑️金融緩和は「コロナ」に勝てない
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取材協力させて頂きました。深夜に、そして短い時間で編集されたことを思えば、非常に綺麗にまとめられていると思います。個人的に思うところは今まで繰り返しコメントした通りゆえ、もう控えます。ただ、ことFedの対応という意味では何故臨時まで開いて2枚分のカードを捨ててしまったのか?という疑義は残ります。金融政策が疫病に対して出来ることは時間稼ぎに尽きます。わざわざ自分からしゃしゃりでて沢山振り込んで、しかも沈静化できなかったというのは最悪だったように感じます。
記事に出ていないところで、一番重要だと思っているのは米国10年債利回りの動き。ドルが世界の基軸通貨で、米国債は動いている資金も多く、10年債はそれの代表格。株価異常なくらいに強烈な勢いで低下(債券の価格は上昇)。FRBの利下げを先に織り込んで利回り修正()+株などリスク資産から逃げる動き。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield
債券の年毎の利回りをグラフにしたものをイールドカーブというが、ここ1か月で過去1年の半分を全年限で低下している。おまけに30年債まで1%切りそう…
https://jp.investing.com/rates-bonds/usa-government-bonds
次に起こるのは円ショートポジションの巻き戻しによる円高加速だと思っている。
https://www.investing.com/economic-calendar/cftc-jpy-speculative-positions-1614
あとは、原油関連ではサウジ・ロシア・米国の関係性。
米国は、原油価格が下がると消費にはプラス(ガソリンコストが安くなる)。ただ昨日は原油企業は株価-50%超えるところもあり、企業はシェール系含めて厳しい。
サウジはこれまで協調減産を主導してきたが、ロシアなどが従ってこず、肉を切って骨を断つ手段に出てきた(週末の前皇太子の高速など内政面も気にはなっている)。ただロシアは外貨準備を結構ためて、数年は大丈夫と強気。サウジの原油コストは世界で一番安いが、それに頼っているゆえに値下がりの影響は自国財政にも影響がある。
財政の現実、内政へのプラマイ(国民には米国はプラス、ロシア・サウジはマイナス)、外交カードとしてのバランス。
アメリカが騒ぎはじめた理由は、実はイタリアが大きい。アジアの話だと楽観視していたのが、急に自分ごとに。
FRBはとりわけクレジットスプレッドが跳ね上がらないかを気にしています。だから緊急利下げをし、来週も追加利下げが見込まれています。
実際にクレジットスプレッドは拡大して悪化してはいますが、まだリーマンほどではありません。
中国は強権発動で抑えこめる政治体制ですが、西側でもやれのかどうか。イタリアが試金石だと市場は見ているようです。
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