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脳と脊髄を包み込んでいる膜が髄膜と呼ばれ、脳脊髄液で満たされ、そこに脳と神経が浮いているような形になっています。その膜や液に感染した場合を髄膜炎と言います。
首を前屈すると頸髄部分の髄膜が伸びますが、炎症で伸ばせなくなるのでアゴを引く動作が困難になります。それを項部硬直と言って、髄膜炎の診察の際に用います。

他の方もコメントされていますとおり、髄膜炎自体はその他のウイルス感染でもしばしば見られます。一般的にはウイルス性と細菌性でだいぶ様相が違って、前者は1-2週間で回復して後遺症がないことがほとんどであるのに対し、後者は死亡率や後遺症の観点からもかなり重症になりえます。研修医時代に見逃し厳禁な疾患として髄膜炎を教わりますが、実際にはウイルス性を含むというより細菌性髄膜炎を忘れてはならないという教訓です。

COVID19の髄膜炎も通常のウイルス性と同じような経過を辿ってくれれば良いのですが。
意識障害もあるとのことで脳炎の可能性もあります。独居で自宅で倒れてたようなので、感染からの直接的な症状ではなくて高熱や脱水など全身状態の悪化からくるものなのかもしれません。(脳炎の合併ですと少し心配ですね)
あえて話せないと書くくらいなので、逆に人工呼吸器装着はしていないようにも思われますが、肺炎自体は軽症なのかもしれません。

いずれにせよ、これだけ多くの感染者が出れば様々な経過が生じえますが、10万人に1人の髄膜炎が報告されたとしても、8割は軽症で、重症のほとんどは肺炎であり、高齢者や基礎疾患のある方がリスクであることには変わりがありません。
髄膜炎とは、脳や脊髄などの神経を覆う髄膜に炎症が生じた状態のことで、ウイルス、細菌、真菌などが原因となります。発熱、頭痛、頚部痛、意識障害などの症状が出るのが特徴です。ウイルスの中では、コクサッキーウイルスやヘルペスウイルスなど、髄膜炎を起こしやすい特徴のものはありますが、新型コロナウイルスで起こすというのは、意外でした。

一般的に、ある病気の患者数が増えれば増えるほど「外れ値」となるような珍しいケースも出てくるので、こういうこともあるんだろうな、とは思います。中国でこのような事例は報告されていないので、かなり珍しいということになるでしょう。この報告があったからといって、怖がらないといけないレベルは変わらないと思います。
20代の男性会社員が新型コロナウイルスに感染し、髄膜炎も発症し、重症とのこと。
本記事には「男性は会話ができない状態のため、感染経路の追跡ができていない」とありますが、NHKによると「今のところ感染経路はわかっていませんが、海外への渡航歴はなく、持病は確認されていない」とも。さらに「男性は、先月29日から仕事を休んでいて、連絡が取れないことを不審に思った会社の同僚からの連絡で、6日に家族と警察が男性の自宅を訪ねたところ、部屋の中で男性が倒れているのを見つけた」のだそう。
【山梨 20代男性が感染で重症 肺炎に加え髄膜炎も】
http://bit.ly/2xhupnL

初期症状は発熱や関節痛のようですし、それで若い方がここまで重症化してしまうというのは恐ろしいと感じます。
非常に心配です。
「20代の若い男性」が「髄膜炎で重傷」となると、大きな危機感を抱く人たちが増えるのではないでしょうか?

ただ、原田さんや会津さんのコメントを拝見し、冷静になることができました。
ありがとうございます。

こういう症例がでると、またしても「心ないデマ」が拡散される恐れがあります。

十分注意しましょう。
これは怖い。
髄膜炎は友人がかかったことがありますが、本当に生死を彷徨う病です。

新型コロナの今後の変異などにより、髄膜炎の発症確率が上がらないと良いですか。
20代とお若いのに。。
この方は、基礎疾患をお持ちで重症化してしまったのか、そういうものはなく、たまたま運悪くウイルスが髄膜炎を引き起こしてしまったのか、もう少し教えてほしいです。
極めて残念なのは、2回医療機関を受診したにも関わらず、その時点でキャッチ出来なかったことです。重篤化してから検査しているのでは意味はなく、やはり、検査体制の拡充が必要だと思います。
髄膜炎で生死彷徨ったけど、本当自分の心身を蔑ろにしていた事が原因でした。自分して自身の言葉を聞かないと。
コロナではなく、自分が原因。
【社会】この20代男性に既往症があったのか否かを知りたい。もし既往症がなく重篤化したということであれば、「年齢と関係なく重篤化する」という事例になるわけで、「若年層は心配する必要がない」ということにはならなくなる。