【関灘 茂】学者・医者・易者・役者・芸者「1人5役」を目指す
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「シゴテツ -仕事の哲人-」、A.T. カーニー日本代表・関灘茂さんの第5回です。32歳でパートナーになった関灘さん。「五者たれ」=学者・医者・易者・役者・芸者「1人5役」が経営コンサルタントにとって一つの理想像だと語ります。
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今年1月に米系経営コンサルティング会社A.T. カーニーの日本法人代表に就任した関灘茂氏。神戸大学経営学部卒業後、A.T. カーニーに新卒で入社し、同社史上最年少の32歳でパートナーに、同じく史上最年少の38歳で代表に就任した。新卒入社の日本代表も初めてだ。
エリートコースまっしぐらと思いきや、新人時代は決してできるコンサルタントではなかったという。才能あふれる同僚に囲まれながら、どんな努力や工夫を重ね、頭角を現し日本法人代表まで上り詰めたのか。
阪神・淡路大震災での被災、コンサルタントという職業との出合い、A.T. カーニーで受けた強烈な洗礼のほか、今後の戦略など、関灘氏のこれまでの人生を振り返りつつ、仕事の哲学を探る。(全7回)
■第1回 A.T.カーニー史上最年少代表の凄まじい成長の加速度
■第2回 独自のアウトプットのためのインプットとプロセス
■第3回 経営コンサルタントとして「本物の基礎能力」を磨く
■第4回 「お手並み拝見」ムードから「お主、なかなかやるな」
■第5回 学者・医者・易者・役者・芸者「1人5役」を目指す
■第6回 クライアントやチームと「長く深い関係」を築く
■第7回 日本を変える、世界が変わるために我々が尽くすこと五者たれ!というのはガツーンときました。40代、50代のマネジメントのそこそこできているという過信への警鐘。
学者のようにテーマの本質や戦略立案・実行のための方法論を研究し、
医者のように求められる組織能力と現在の組織能力のギャップなどを診断し、
易者のように将来シナリオや戦略の方向性オプションを示し、
役者のように志とコミットメントが生まれる場を作り、
芸者のよう現場に寄り添い、背中を押す。
易者くらいまではできてても、役者や芸者までできる人はすくない。
逆に役者や芸者はできても、医者や易者をできる人はすくない。
五者たれ!素晴らしいフレーズですね。五者たれという言葉はどのリーダーにも必要な視点ですね。特に役者と芸者の役割はおざなりにしがちなので常に内省が必要です。
“学者のように各業界やテーマの本質や戦略立案・実行のための方法論を研究し、医者のようにクライアント企業に求められる組織能力と現在の組織能力のギャップなどを診断し、易者のように将来シナリオや戦略の方向性オプションを示し、役者のように志とコミットメントが生まれる場を作り、芸者のようにクライアントの皆さんの現場に寄り添い、背中を押す