生活に“ホンモノ”を取り入れると、人の感性は変わる。aeruが伝統の「体感」を通して伝えたい、暮らしの豊かさの可能性
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公開から1ヶ月。ゆっくり長く読まれてて、メッセージやシェアをもらえるのがうれしいです。
>「人が優しくなるための、プロセスを設計しているんです」
リード文に置いた矢島さんの言葉が、自分の仕事やプロジェクトにも影響してるなと思う。不安が膨らむ今だからこそ、尚更そこを見失いたくない。
https://twitter.com/masashis06/status/1229598238157619200?s=20
https://twitter.com/Keivivito/status/1236096757295005697?s=20
https://twitter.com/yuuya0108/status/1232544079650508800?s=20
https://twitter.com/harunacco126/status/1234451111974559745?s=20「海外に出るとよくわかりますが、日本の持つ『歴史』の長さや『文化』の深さには、いろんな国の方が価値を感じてくださっています。それなのに、日本人がその価値を認識できていないんですね。
『何をもって自分は日本人なのか』という問いはグローバル化の時代につきまといますし、その精神性を自覚できていることが、国際人としての価値を生むのではないかなと。それにもかかわらず、日本文化を知る機会が失われつつある現状に、危機感を持ったのです」
「学校では、大人たちが『人に思いやりを持って接しましょう』と教えますよね。でも、あるとき満員電車のなかで、肩が触れ合っただけで怒鳴り合う人たちを見て。『何でそんなことするんだろう』と考えたとき、やはり心に余裕がないと、些細なことで人は意地が悪くなってしまうのだと思ったのです。
逆に、心に余裕ができて人が優しくなると、この社会はもっと美しくなるはず。どうしたらそれを実現できるかなという、シンプルな問いをずっと持ち続けていました」
「子どもたちこそ、実は教える必要がない。ただ育むだけでいい存在だと思っていましたし、そこで触れるモノを変えることから、新しい体験の循環も生まれると考えました」
「重要なのは、初めて触れる人が何を感じてくれるかという視点です。大人でも子どもでも、ほとんどの人は伝統の魅力を知りません。私自身の『初めての体感』を、子どもか大人かを問わずきちんと追体験してもらえるのか、常に意識しています」
“ホンモノ”が一つあるだけで、人の行動と感性が変わる
「子どもが扱うなら割れないものにすべき、という声は実際あります。でも、割れないものだけを子どもたちに渡すのは、片付ける大人側の都合だと思うのです。そのようなモノばかりでは、子どもたちから『モノが割れることを学ぶ』機会を奪ってしまいます。今では逆に、『割れるものを使わせたいと思って』と来店される方も多くいらっしゃるのです」
「大事なのは、今まで気づかなかったことに気づくきっかけ。それが少しあるだけで、子どもはもちろん周囲の大人も優しい気持ちになっていく。一人ひとりの気持ちが変わっていけば、社会も必ず変化する。」