[東京 6日 ロイター] - ANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)<9201.T>は6日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い実施している国際線・国内線航空券の変更や払い戻しにかかる手数料無料の対応について、対象の搭乗期間を4月5日まで延長すると発表した。これまでは3月19日の搭乗分までとしていた。

両社は国内線も追加で減便する。

スカイマークやAIRDO(エア・ドゥ)など他の国内航空各社も6日、国内線航空券について、変更や払い戻しにかかる手数料を無料とする対応を4月5日まで延長した。 

<ANA・JALは国内線で追加減便>

ANAとJALグループは同時に国内線の減便数を増やすことも発表した。感染拡大を防ぐための日本政府の要請を受け、国内のイベント中止・延期が全国的に広がっており、航空需要が落ち込んでいるため。

JALグループは、公表済みの今月12日までの減便から42便を追加で減らすほか、13日から19日にかけても38路線の計684便を減らし、減便を続ける。

ANAグループも、すでに公表している12日までの減便に加えて新たに180便を減便。13日から19日の期間も25路線の計522便を減便する。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:内田慎一)