初回分完売のサムスン縦折り畳みスマホ、超薄型ガラスへの投資が結実
日本経済新聞
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ソースのURLがないので深堀りしにくいが有用な記事。”UTGの製造技術を持つ韓国のベンチャー企業ドウインシス(Dowooinsys)と長年協力関係にあり、投資を続けていたが、2019年12月に最大株主となり経営権を確保した”
(以下記事抜粋)
Z Flipのディスプレー保護材には、超薄型ガラス素材の「Ultra-thin Glass(UTG)」を採用した。UTGは、厚さが30μm程度のガラスに添加剤を注入し、折り曲げても割れないようにしたものである。第三者検査・認証機関であるフランスのビューローベリタス(Bureau Veritas)によって、「20万回折り曲げても問題ない」という認証を受けた。Foldでは、ディスプレー保護材に透明ポリイミドフィルムを使っていた。
Z Flipのディスプレーは、グループ会社のサムスンディスプレイ(Samsung Display)が担当している。同社はUTGの製造技術を持つ韓国のベンチャー企業ドウインシス(Dowooinsys)と長年協力関係にあり、投資を続けていたが、2019年12月に最大株主となり経営権を確保した。韓国では、日本による半導体・ディスプレー素材3品目の輸出管理厳格化を受け、サムスングループが安定的に素材を調達できるようにドウインシスを買収したのではないかとみられている。
2010年創立のドウインシスは、2014年にUTGの研究開発に着手し、2019年にはUTGの技術開発を終えて量産の準備を始めていたという。サムスンディスプレイは2020年2月19日にUTGの量産開始を発表した。