Coronavirus: The Black Swan of 2020
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シリコンバレーVCの老舗トップベンチャーキャピタル、セコイアキャピタルが全投資先経営者に先ほど送ったレター。
メッセージの核心はこれ。
ーー 迅速かつ思い切った調整(コストカットと意訳して良いだろう)を行うことを後になって後悔する人はいない。不況時とは常に、売上はコストよりも速く落ちるものである。
生物学におけるダーウィンの法則はある意味でビジネスにもあてはまる。「生き残る者とは最強の者でも最も知性的な者でもない。変化に最も適応する者である。」 －－
これは同じくセコイアが2008のリーマンショック時に送ったメッセージ「RIP Good times -さらば好景気よ-」と結局のところ全く同じメッセージである。それを数年前に解説した拙ブログポストをここに張っておく。
https://bit.ly/2PTOg30蛯原さんのブログとともに、ぜひ、読んで欲しい内容。蛯原さんのブログは2014年にかかれたものですが、今読んでも本質は同じどころか、今、再び読むべきタイミング。
前回のITバブル崩壊およびリーマンショックから12年目。ITバブル崩壊は2000年、2008年に起こり、その後は起こっていない。
マクロ経済の視点では、2015年から17年ごろに10年に一回のマクロ経済ショックがくるという危機感が強かったと感じるが、2019年は米国景気もあり楽観論が強まっていた。2020年もアメリカ大統領選や東京オリンピックなどで、中国経済のスローダウンや米中貿易摩擦があっても、それなりだろう、という予想が多かった。そこに予想外の新型肺炎の発生。騒ぎすぎ、自粛しすぎ、リーマンショックとは性質が違う、という側面もあるかもしれませんが、このセコイア創業者の文章にあるように、事は動きはじめている。“Having weathered every business downturn for nearly fifty years, we’ve learned an important lesson — nobody ever regrets making fast and decisive adjustments to changing circumstances.
In downturns, revenue and cash levels always fall faster than expenses. In some ways, business mirrors biology. As Darwin surmised, those who survive “are not the strongest or the most intelligent, but the most adaptable to change.”
