[シャンペーン(米イリノイ州) 3日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は3日夜、新型コロナウイルスの米経済への影響は「短期的」である可能性が高いとの見方を示した。

この発言の数時間前、米連邦準備理事会(FRB)は50ベーシスポイント(bp)の緊急利下げを発表した。

エバンズ総裁は利下げについて、信頼感の維持に寄与し、衛生上の危機に関連した景気減速を防ぐと指摘した。

また、緊急利下げは、世界的な危機対応でFRBが「チームの一員」として行動する用意があることを示す意図もあったと説明した。

新型ウイルスの感染拡大のような出来事は予測不可能で、経済にとってより深刻な脅威となる恐れがあるものの、半年以内に問題は収束するとの見方を示した。

「(今の状況は)一時的なものになると想定している。先行きは不透明だ」とした上で「ウイルスがより強力なものでない限り、人々が職場に戻り、サプライチェーンが追い付くという回復期を迎えるだろう」と説明した。

緊急利下げに市場がもっとプラスに反応してくれたら良かったが、新型ウイルスを巡る先行き不透明感など、投資家が受け止めるには様々なことがあると述べた。

多くのアナリストが追加利下げを予想する中、エバンズ総裁は、FRBは状況を注視し、悪化した場合に措置を講じると説明。

インフレ率が低水準で推移する状況で、FRBは2%のインフレ目標の達成が可能であると示す必要があり、これまでに引き下げた金利を反転させることを検討する理由はほとんどないと強調した。

総裁は「現状に満足している」とし、金利が現行水準に「かなりの期間」とどまったとしても、インフレに対する過度のリスクはないとの認識を示した。

*内容を追加しました。