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まるで預言者(プロフェット)のように、新しい時代のうねりをいち早く紹介するNewsPicksのインタビュー集。本質を見抜く視点を毎週つむいでゆくことで、ちょっと先の未来を覗こう。
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「遅いインターネット」はこれに対する宇野さんの一つの活動だ。そして本はマニフェストになってるので、ぜひ、読んでみてください。
>いまのインターネットは、特にこの国のTwitterを中心としたインターネットは、閉じた相互評価のネットワークになってしまっている。誰もがそこでの大喜利でポイントを稼ぐことしか考えられなくなっている。
> どんどん「問題そのもの」ではなく「問題を語ることで誰が株を上げたか」のほうに中心が移動していく。
だから、どんなに「嫌な社会になってる」と嘆いても、それが人間だもの、としか僕は思わないんです。
宇野さんの問題意識や、理想主義とも言えるナイーブさにはとても共感するけど、やろうとしていることは大きな流れに逆らうようなもの、と僕は思っています。
ただ一方で、こういう風に考える人たちが少しずつ少しずつ世の中を変えていくという風にも考えています。そのように考える人たちの輪が広がり、共感者を増やしていくことで、潮目を変えていく努力ということをしないと、そもそも自堕落的な人間はさらに自堕落になってしまう。
こういう人たちがいるおかげで、人類は右往左往しつつも、かつて味わったことないほどの平和を満喫しているわけで、これからもより良い未来を作っていくのだと信じています。
物事・事象の本質を考えることを、結果として放棄している。自分に心地いい情報の表層をなめて、おいしいとコメントしている自分に気づかされます。
ーSNSで誰かとつながったり、承認されることの気持ち良さがあまりに大きいため、物事を考えるよりも、周囲と同じ相手を叩いてスッキリしたり、安心したいのだと思います。
確かにあの頃は多くても1日一投稿、週に2、3回書けばよく発信してる人でした。
発信ペースがゆっくりだから、読む方もじっくり読んで考える、考えるから深いコメントも生まれやすく、ディスカッションが深まって記事以上にコメントが長い“すごい記事“なんてものがリンクされ、そんな記事が集まったブログ同士が相互リンクしていって信頼に基づいた智恵になっていった気がします。。。
SNS世代よりも遅いインターネットを知っているブロガー世代だからこそ、そうしたゆっくりとした生活の味わいを取り戻す意義は理解できるので、少しだけペースを戻してみようと思いました。
noteくらいがいいかもですね。(でもSNSと連携するとペースがやっぱり早くなるので注意です 笑)
まあ、たかがネット。たかがツール。見えなかったものが多少見えただけで、無理やり遅くする必要があるとも思えない。スピードはそのままで、超遠視の俯瞰視点を持つか、逆に超近視で見ない方向を意図的に作ればいいんじゃないの?
言いたいのは、こうしなきゃダメだ、なんて絶対的正しさなんてないよってこと。
「SNSでもソーシャルブックマークでも、受け取った情報を吟味せずに反応している人」は結構いると思う。
私の場合はリアルで出会った人が基本はつながっているので、こういうタイプの投稿はあまりお目にかからないのだけど、どの情報を得て自分がどう解釈し、発信するかは全て自分の責任なので、オリジナリティ出るように気を付けてはいます。個人の倫理観の問題なので、どこまで発信者本人が気付けるか、というのも大きいのではないでしょうか。
ただ、人間は脳だけで出来ているのではない。そこの探究が個人的には面白くて、昨年の宇野さんと猪子さんの共著『人類を前に進めたい』に幾つかの仮説が提示されたのだと思っている。