ジャック・ウェルチ氏死去=米GE元経営トップ―「20世紀で最も卓越」
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‘90年〜’00年代にかけて、ABBパーシーバーネビック氏と並びジャックウェルチ氏は、実業家として世界のビジネスを牽引した。明確な経営理論と戦略実践の成果はGEを創業時の業容・業態から変貌を遂げ大きく飛躍させた。企業力をコアコンピテンスの視点から求め、『人』の育成に尽力した。晩年の非難を割り引いても、尚歴史に名を残すレジェンドであることは間違いない。筆者自身が最も影響された偉人である。
ご冥福をお祈り申し上げます。
注目のコメント
私がウォール街の投資銀行でのキャリアを、
始めたのは1992年。ジャック・ウェルチ氏
がGEの子会社化した直後のキダー・ピーボディ
のニューヨーク本社でだった。
60ブロードストリート。NY証取から歩いて
すぐの、かつてドレクセル・バーナム・ランベール
のNY本部があった場所で、ジャンクボンド取引で
破綻した同社のビルを丸ごとtake overして本社にした。
全米最古、1865年創立の名門投資銀行キダー・ピーボディは、その直前までパートナーシップ制の超スノッブでクローズドな組織だったが、GEの傘下に入って巨大なバランスシートと急激なテクノロジー装備で、M&Aと金利デリバティブ、CMOデリバティブのパワーハウスとなり、20代でマネージングディレクターになるわが師匠天才マイケル・ヴレノスを誕生させた。
そのワイルドな変化とスピードは私を夢中にさせた。
身近に見た当時のジャックは、今の(というか少し前の)孫さんより輝いていた。
ジャック・ウェルチのキダー・ピーボディで学んだことは、その後モルガン・スタンレーで生かされ、私のそれからキャリアの根幹となった。
ご冥福をお祈りします。2000年代前半、新卒でコンサルを始めたころ、当時ジャック・ウェルチは集中と選択を唱えた経営の神のように崇められ、二言目にはGEのベンチマーク、GEのベストプラクティスは、、となっていた。何だか他人に思えない。心からご冥福をお祈りします。
「選択と集中」について今日も話したばかり。様々な企業、そして世代でもジャック・ウェルチ氏の教えは影響を与えたと思います。ご冥福をお祈りします。