【経済】感染、封鎖、人災。日本企業の「コロナ影響度」

2020/3/6
世界での感染者数が10万人に近づきつつある新型コロナウイルスが、いよいよ実体経済にも大きな影響を及ぼし始めている。
OECD(経済協力開発機構)は3月2日、新型コロナが世界経済に与える影響を考慮し、2020年の世界のGDP(国内総生産)成長率の見通しを、従来から0.5ポイント引き下げた2.4%に下方修正した。
さらに、新型コロナウイルスの影響がアジア太平洋、欧州、北米にも広がる場合は、0.9%まで下押しされる可能性があると指摘した。
すでに日本経済は、2019年10~12月期のGDPが年率6.3%減と減速している。2020年1〜3月期もマイナス成長になれば、本格的に景気後退局面入りが意識されることになるだろう。
コロナショックは日本経済にどのようなインパクトをもたらすのか。NewsPicks編集部が独自集計を基に経済への影響を分析する。
日産・ホンダの一大拠点、武漢が封鎖
まずは、封鎖中の中国・湖北省に拠点を持つ日本企業から見ていこう。