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そもそも米国の経済は好調で今年は利下げがない予定から一転なので、かなり反発すると予想します。日本は打ち手が殆どないのが辛い。本気で消費減税を考えるべきだと思う
金融政策は景気の過熱と停滞による物価変動を均して経済を実力通り成長させる受け身の役割が本来で、実力を超える成長と株高を演出するため自ら積極的に出張るものでは無かったはずですが、いつの間に景気を主体的に誘導する花形に躍り出たものか。
コロナウィルス騒ぎで利下げ期待を高める市場に応えて株価を下支えする余地は確かに未だありますが、FRBが効果的に使えるこれが最後の緩和余地かもしれません。その次の危機が何で起きるかは分からないけれど、その時、基軸通貨を持つFRBに殆ど緩和余地は残っていないはず。実力を超える成長の演出に金融政策を使うべく政治が圧力をかけ、各国中央銀行が2%という現実離れしたインフレ目標を定めて“予防的な金融緩和"を続けた結果、金融政策によるリスクの吸収余地は、最後の砦のFRBを含めついに無いに等しくなりそうな・・・ (・。・;
今はコロナ拡大の不安で、生産・消費活動が委縮した状態。不安の拡大が止まれば戻る部分もある。一方で一度委縮すると在庫調整なども発生する。それに対して金融政策、あとは財政政策や金融機関への資金繰り援助の指導なども出てくるだろうが、そこで時間を稼いだ間にマインド含めて戻れるかがポイントだろう。
急に出てきた不安を除けば株価や雇用は最高水準だし、景気サイクルを考えるとこの時点で今後の政策オプションを減らす利下げを大きくはしたくないだろう。一方で、ここでせき止めて、収縮に突入してしまうリスクをできる限り緩和したい。
下げ止まらないNY株価。パウエル議長が緊急の声明を発表。「景気を下支えするために適切に行動する」と。
市場はコロナウィルスの影響を盛り込んでいますが、連日の株価大幅下落は相当景気が悪くなるという見立て。
それでもまだ利下げに踏み切ったわけではありません。
去年の「予防的な」利下げは三回でしたから、まあ、今年も三回はやってよっていう市場からの要望はあってしかるべし。
1.75からなら0.25ずつであれば、7回分残されてるとおもうわけですが、日欧ともにマイナスという世界作りましたし、7回しかないと思わない方がいいのかもしれませんよね。
それに緊急の場合、緩和の場合はサプライズ効果があるとなおいいので、ほんとにさげるなら0.5一気にとかもあってもおかしくないわけです。
金利も気になりますが、リーマンショック級の経済インパクトというなら、まさかのマネタリーベースまたいじるってことあるのかな?一時的な株価対策にはうってつけだが、まさかそんなこと、、、トランプ大統領だし、、、大統領選あるし、、、
ってそっちの方が今後の動向として一番気になります。
年初から続いていた上昇基調をすべて打ち消す急激な減速。
年金運用や公的資金の調達に影響が出ないことを願います。
この辺の迅速な意思決定は見習わねばならんのだが…