[東京 28日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は28日、中国広東省広州市にある合弁工場でセダン「カムリ」とスポーツ多目的車(SUV)「ハイランダー」の生産が2シフト(2直)による通常操業に回復したと明らかにした。

新型コロナウイルスの感染拡大で一時停止していた同工場は17日から1シフト(1直)で再開していた。2車種以外の生産ラインは1シフトのままにとどまっている。

トヨタは中国に現地企業との合弁で4つの工場を持つ。広州市の工場のほか、17日には長春市の工場を、18日からは天津市の工場も再開した。停止前はいずれも2シフトの操業だったが、再開後は1シフトのままで、生産規模は春節(旧正月)前の半分程度にとどまる。

一方、成都市の工場は24日から通常生産(1シフト)を再開している。

(白木真紀)