〔マーケットアイ〕株式:日経平均は後場下げ幅拡大、一時900円超安
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後場に入りドル円が109円を割って円高が進んだことに呼応して株価も下落を早めています。今のところ本日の安値は21017円(12:32)。新型コロナウイルスの問題が出始めてからほぼ株価は10%下げましたが、過去のSARSの経験を踏まえるとここまでは十分想定内だと思います。
問題はこれから。スパイラル的に株価が下げ、為替の変動が大きくなる場合は、ボラティリティを沈める目的で各国から協調口先介入があろうかと思います。
ちなみに、2月の日銀の株式ETFの買入推移を見ると
2/3 715億円
2/14 715億円
2/17 715億円
2/18 715億円
2/25 715億円
2/26 715億円
2/27 715億円
この下げで買い入れ頻度は上がりましたが、金額はフラット。
本来はこういうリスクプレミアムの拡大していそうな時にどんと買うように日頃からオペレーションして欲しいのですが、リスクプレミアムの計測精度と市場価格のマニピュレーション批判を気にしてメリハリ付けはやりにくいのでしょう。腕の見せ所は今日から2週間くらいになりますので大いに注目です。昨晩夜中、アメリカの友人と長話をしました。
いや〜、日本はやる時はやるんだね…と驚くアメリカ人に、日本人の特性を説明しておきました。
彼曰く、アメリカ人は日本人みたいに政府の言うことは聞かない人がたくさんいる→自分の意思で従わない人と情弱で聞かない人、そして病院に行けない人が多い…
そして、すぐに物の値段が上がるはずとのこと。
結局安全なのは金持ちだけだと。
だから、新型肺炎が流行ったら、アメリカの方が大変だろうとのこと。
だから、円高に反転ですか…
日本のマーケットは辛いですね。