ダイヤモンド・プリンセス、乗員が語る緊張の現場
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注目のコメント
今回はジャーナリズムの立場からコメントします。詳細なインタビューをもとにドラマ風に描く、まさにアメリカのジャーナリズムの記事てす。かつてあったウォールストリートジャーナルの一面のストーリーは、難解な表現でも有名だったと聞きます。その伝統も感じる記事です。
ただ、これからのジャーナリズムは別の形で進んでいくと思います。船長と、いつどこでどんなふうにインタビューしたのか、メールのやり取りか、メッセンジャーアプリでの取材なのか、スカイプなのか。そこで語られた言葉もすべて知りたいと思います。そのリクエストに応える記事であってほしいと思います。21世紀のジャーナリズムは、記事に至るプロセスも可視化されてこそ価値があると考えます。
以下の部分は泣かせるので抜き書きします。
クルーズ・ディレクターのナタリー・コスタ氏は「人生で最も難しい決断の一つだった」と語る。出身国のオーストラリアが用意した帰国便には乗らなかった。検査で陽性となり日本の病院に運ばれたオーストラリア人乗客らを世話していたコスタ氏は、「彼らを置いていくことはできなかった」という。
「まだ終わりではない」と語るエンターテインメント担当のバーンズ氏は、この後どこへ行くか決まってないという。
ただ少なくとも、決まっていることが一つある。航海の伝統で定められた通り、アルマ船長は最後に船を離れる予定だ。乗員の皆さんは、慣れない仕事で大変だったと思います。
言葉の壁、文化の違いもありますし、ストレスだったでしょう。お疲れ様でしたとしか言えないです。
でも、船長の言い分には違和感を感じます。
→ニュースによると人気者だったらしいですが…
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メローズ氏は「隔離されると伝えられるまで、状況の深刻さが全く分からなかった」と話した。
元々高齢者で持病がある人がお客様にたくさんいる高級クルーズ客船では、インフルエンザや食中毒の集団感染には、かなり神経を使うオペレーションをしているはずなんですよね。
仮に、新型肺炎を知らなくても、それが感染症であるかもしれないと運営会社が情報収集をしなかったのは、とても不自然に感じます。WSJが船長や従業員にインタビューした記事。スタッフの皆さんがどのような対応を迫られたなどについて語られています。