新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの? 感染管理の専門家に聞きました
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ーー検査を受けられないと不安を抱いている人は、ただの風邪なのか新型コロナウイルスなのか自分で見分けられず、悪化する心配があるからでしょうね。自宅で様子をみることに危険はないですか?
ただの風邪なのか、COVID-19なのかは病院で診察を受けても見分けることが困難です。検査をしても確実に診断ができるとは限らず、仮に感染していたとしても治療の方法はありません。
心配かもしれませんが、知っておいていただきたいのは、感染者の80%は軽症で、1週間ほど風邪のような症状が続いて治ってしまうということです。また、お子さんはなぜか感染者も重症者も非常に少ないですし、妊婦さんも今のところ重症化しやすいという報告は出ていません。今、読むべき良記事。抑制された言葉は説得力があります。それに知らなかった情報が詰め込まれています。とにかく検査数を増やして国民の不安を解消しろ!と考えている方々に、是非読んでいただきたい記事です。
「検査をすることになった患者さんの多くは、軽症でも入院を必要とすることになります。」
「新型コロナウイルス は、感染者のウイルス量がインフルエンザの100分の1~1000分の1と言われており、そもそも検出されにくいと考えられています。」
「かかっている可能性が現在のようにとても低い(=集団の中での有病率が低い)状況で検査をすると、COVID-19にかかっていないのに検査結果が陽性と出る人の絶対数も多くなる」
「現行の制度では無症状の場合でも、軽症でも検査で陽性になれば感染症法に基づいて入院措置になります。」
「(検査結果が陽性になれば)かなり元気な状態でも病院に閉じ込められることになります。」
「軽症な方は殆ど何もしないで治っていきます。」
「このような中で無症状あるいは軽症な方にまで検査を拡大すると、重症な患者さんの検査が後回しになる恐れが生じます。また検査のための手続きに時間を取られ、重症な患者さんの治療に割く時間が減ってしまうことに繋がります。」
「検査を行うには、書類の準備や保健所との調整、結果が出るまでの長い待機時間の間に行われる比較的厳重な感染対策のためにかなりの労力を要します。対応する保健所や検査センターの職員も同じだと思います。」
「今の段階で無症状の人を捕まえて、感度がそれほど高くない検査を行えば、あてにならない結果がどんどん出てきます。」
「8割は軽症で済む病気だということをまず押さえないといけません。この病気で今一番力を入れるべきは、高齢者や持病を持っている人が重症化して亡くなってしまう可能性を限りなくゼロに近づけることです。限られた医療資源をそこに振り向けなくてはなりません。安易に検査を広げることは、そこに注げる資源を減らし、かえって国民にとってマイナスになるかもしれません。」検査しなくてもいいけど、感染収束を何で判断するか。検査しないことで抑えられた感染者数をもって、韓国や伊より感染拡大の抑止に成功したとか言い出さなきゃいいけど。
とはいえ時すでに遅しで現実的な解決策はないので暖かくなるまで共存していくしかない。自分が感染源にならないこと。
しかし1ヶ月余りで7万人を検査した中国の検査能力はすごいね。