(ブルームバーグ): ソフトバンク・グループ傘下のビジョンファンド2号は、コンプライアンス(法令順守)・従業員監視ソフトウエアを手掛ける英新興企業ビハボックスに1億ドル(約111億円)出資すると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

同関係者らによると、出資は優先株の形で行われ、ビハボックスの企業価値を約5億ドルと評価している。関係者らは、情報が非公開だとして匿名を条件に語った。ビジョンファンドは代表者をビハボックスの取締役会に送り込むという。

ビハボックスのマシンラーニング(機械学習)・高度分析ソフトウエアにより、企業は従業員が不正行為に及ばないか行動パターンを分析・チェックできる。ビハボックスの顧客にはソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのほか、銀行やヘッジファンド、政府系ファンド(SWF)、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社が含まれる。

原題:SoftBank Fund Invests $100 Million in Compliance Software Firm(抜粋)

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