【直撃】気象会社が「天気」をお金に変える仕組み

2020/2/24
21世紀の新たなメガトレンドになろうとしている気候変動。
本特集では、投資マネーの巨大な地殻変動や地球温暖化対策に資する技術を持った企業の躍進など、気候変動がこれからビジネスパーソンにとって「必須教科」になりつつある様をお伝えしてきた。

実は、30年以上にわたって「天気」をマネタイズしている企業があるのをご存じだろうか。
千葉市に本社を置くウェザーニューズ。
2500社の顧客を持つ、世界最大の民間気象会社だ。
誰でもアクセスができる「公開情報」となっている気象データを、同社はいかにしてマネタイズしているのか。
そして、今まさに進行している気候変動にはどんなチャンスがあり、儲けることができるのは誰なのか。
1986年からさまざまな気象情報から儲けを生み出してきた気象ビジネスの第一人者、ウェザーニューズを直撃した。
志賀康史(しが・やすし)ウェザーニューズ取締役専務執行役員
福島県いわき市出身。東京リコーを経て1992年ウェザーニューズ入社。日本市場やアジア市場の統括責任者を経て現職。気候変動やスポーツ関連の新規事業開発を担う。

「天気」をお金に変える仕組み