【完全図解】脱・終身雇用時代の「会社選び」3つの鉄則

就職先を確定する際の決め手が「自らの成長が期待できる」47.1%。これが期待値とのギャップだと思います。
会社はただの箱なので、会社が個人を成長させてくれることはありません。
説明会で「ウチは多くの成長機会があります」と人事部の方が言うのは単なるPRです。

部門に採用権限が落ちてる外資系にいた時は、「自らの成長が期待できる」と理由にしてきた人を、私は書類でボツにしてました。
そう一要因として思うのは否定しませんが、自分が何をなせるのかを伝え、会社はどのポジションを用意できるのかを伝えるのが、本来のコミュニケーションの在り方だと思ってます。

なお、これはベキ論です。多くの日本の大企業ではそうはなっておらず、現場認識と乖離があり、採用数をKPIとする人事部が初期的な面談したりしますので、それはそれとしてご留意を。

大量採用なくなると、採用も評価も各部署に落ちるので、究極的には人事部必要ないのでないかなと思います。名前は何でもいいですが、事務処理する部署になるのでアウトソースで問題ない。

いくつかコメントを取り上げていただきました。

今年は新型コロナウイルス対策のため、今までとは全く異なる就職活動を強いられていますが、情報収集の手段は会社説明会だけではありません。

いわゆる自己分析で自分と向き合う時間をじっくりと確保できます。ネットはもちろんサードドアを捻り出せばリアルな接点も作れます。

抗いようのない現状を嘆くのではなく、このような状況でもできることを考えるべきです。これまでのような就職活動ができない今だからこそ、どう過ごすかが人生を大きく左右します！

自分だけの「サードドア」を開けるということ。ブレークスルーとなるような成長の機会は、思いがけないところに転がっているもの。確率論なので最初はアクションの量がものを言うけれど、できる人は、その確率をあげていくうえで、一つひとつの出会いをいかし、有益につなげていっているように感じます。

学生と会う時も、その場にただなんとなく来た人と、その場を他者との出会いで何かを探しに来る人とで、大きな差を感じることが多いです。学生の皆さんには、どこにあるか分からない出会いのチャンス、自らたくさんつかんでいただきたいですね

何度も書いていますが、改めて言います。

「就職先を確定する際に決め手になった項目」の1位が「自らの成長が期待できる」はおかしいんですよ。

「2位の福利厚生が充実している」は、企業によって充実度合いが違うし充実してない会社も多いから決め手になりうる(福利厚生で選ぶなよという批判もあるが)。「希望する地域で働ける」もそうじゃない企業がたくさんあるなかで、重要な要素になりうるだろう。そのしたの理由も、それが満たされる企業もあればそうでない企業もある要素で、理由になりうる。

ただし「自らの成長が期待できる」については、成長できない会社は存在しないので理由になり得ない。理由になるとしたら得たい経験が積めるとか、成長が一番はやそうとか、若いうちからガンガン現場に出られるとか、要素なり比較論でみるべきである。
揚げ足とりに思うかもしれないが、私は実際に多くの学生と面談してきた。その中で成長が企業の選択軸だと言いながら、成長で比較した学生は少ない。むしろ給与や安定性、知名度やブランドで選択して「自己や他人への説明要素」として、成長を挙げるパターンがめちゃ多い。耳障りがよい言葉として。

成長はどこでもできる。成長を期待するなら、成長についてしっかり比較をすることを心がけてください。決して「良い会社だし、成長もできそうだし」というものにならないように。

それは「給料も支払われるし」と言っているのと同じです。「給料も高いし」なら分かるが、支払われるしで意思決定はしないでしょ。成長も全く同じです。成長できるのは当たり前。成長が大事なら比較論で考えましょう。

コロナショックにあわてず、こんな時だからこそ、じっくりと自分の将来を考え、落ち着いて人生設計してみることが大切です。

まずどこかで内定をもらわねければ、とあせることもあるでしょう。有名企業なら安心という心理が働きやすい状況にもあります。

自分の価値観にあった企業をしっかり選び、あとは自分の頑張りに身を委ねましょう。

変化の激しい現在だからこそ、自分の価値観に合う仕事、会社を選ぶ事に加えて、己の決断を正解にする情熱も必要と思います。どの組織においても、やりたい事のみならず、やるべき事において結果をだすからこそチームワークが機能すると思います。

就職は就社ではない。一度きりの人生です。自分が信じる道を行けばいい。

日本型雇用慣行に従って名前だけで就職先を選ぶと30年間はそこに縛られてしまう。一方、どんな会社や職場でも、仕事を覚えるまでの下積みはある程度必要なもの。自分の信じる道を行き、その後はつまらないなあと思っても取り敢えず目先の仕事に集中してみることも必要です。どんなことにも学びはある。転職するときには、今の職場が嫌だからという理由ではなく、地道な学びの結果、更に高みのチャレンジをしたいという理由であるべきです。

Weak tie(弱い紐帯)の強さを認識したい。そのためには、自分が普段関心ないものにも目を向け、足を運ぶこと。

コメントを引用していただきましたー！少しでも参考になれば幸いです