UEFAはなぜ、利益にならない「マンC裁定」を決断したのか
SportsPicks編集部
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スポーツが資本主義化すると、スポーツがもたらす文化的・社会的価値がどうしても逓減する。
中長期的な財務健全性と、文化的・社会的価値を見える化する仕組みが求められる。
これは、スポーツだけでなく、資本の論理だけでは育てることができない、文化、まちづくり、基礎研究、アートなどあらゆる今の時代の幸福につながるジャンルに当てはまる。
注目のコメント
マンCはこれからどうなるのか。
その予測も含めて全3回で紹介します。
この一連の流れには、欧州サッカービジネスにおける問題意識と現在がつまっています。市場(収益源)が外に開かれる、ということは外から流れこむもの(資本)もあります。全体的に、損益の話とキャッシュ・フローの話が混在した文章になってしまっていますが、ポイントは記載の通り、クラブオーナーを原因とする経営危機の回避、です。
オーナー兼スポンサーのスポンサー料をどのように捉えるか、これはJリーグでも同じですが、とても興味深いテーマです。今までよく理解できていなかったFFPが分かりやすく説明されておりありがたいです。マンCをヨーロッパの舞台で見たい気持ちは山々ですが、今回の裁定が下るまでにどんな変遷があったのか、中編以降も期待です。
"日本語にすれば「財務的フェアプレー」あるいは「経営的フェアプレー」となるFFPは、UEFAがクラブの経営健全化と公正な競争環境の確保を目的として2011年に導入した、クラブの財務・会計内容に対する規制ルールである。
その基本にあるのは「クラブは自らの営業収入以上の支出を行ってはならない」という、きわめてシンプルかつ明快な原則だ。