[東京 21日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は21日の閣議後会見で、ドル円が112円台と昨年4月下旬以来約10カ月ぶりの水準を付けるなどの円安が進行していることに関して、「基本は非常に堅調な米国経済を反映したドル買い」との見方を示した。

円安進行について金融市場では新型コロナウイルス感染や景気後退リスクを懸念した日本売りとの見方も出ている。西村再生相は、「日本経済は回復基調にあると認識しており、そうしたファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映したものであってほしい」とした上で、「過度な金融市場の動きについては注視したい」と強調した。

(竹本能文)