WHO、二つの治療方法を試験中 新型肺炎、3週間で結果判明
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現在の状況は、記事の通り「新型肺炎に対し、確立した治療方法はまだ見つかっていない。中国やタイでは、抗HIV薬が効果を上げたとの報告も」あるが、それらの報告はすべて、十分妥当性のあるものではない、というところです。デマ情報などには、十分注意を払ってください。
ただし、以前のSARSやMERSのアウトブレイクの際にはそもそも後方視的な研究に止まった一方、今回は過去の経験と知見が活かされ、アウトブレイクの最中に複数の前方視的な臨床試験が行われています。これは、治療を確立していく上で、大きな前進と言えます。そもそもコロナウイルスは風邪の原因ウイルスと類似しているわけで、風邪に特効薬がないことからもわかるように、飲めば劇的に良くなるような薬の開発は難しいのでしょう。
また、ビタミンCの大量摂取と免疫力に相関性がないことは数々の研究で示されています。こういうときこそ正しい情報を参照するように心がけたいですね。3週間以内にある程度の結果がみえる予定とのこと、
まだ収束の気配がみえない中で、結果次第では重症化を防ぐ一助となりうるかも。
もちろん、それまでに収束して治療のニーズがなくなるにこしたことはないけれど、その可能性はだれにも分からないので。