Morgan Stanley is a global investment bank whose history, through its legacy firms, can be traced back to 1924.
時価総額
20.5 兆円
業績
E-Trade is one of the largest direct-to-investor platforms in the United States and housed over $500 billion of invested assets and client cash at the end of 2019.
業績
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モルガン・スタンレーはどう動くのかなと思いきやイートレードとは。これまでも個人向け証券ディーンウィッター、スミスバーニー、クレジットカードのディスカバリーと一緒になったことがあり、最近だとカナダの富裕層向けサービスのソリウムを買収してます。全てがうまくいったわけではないですが、買収/合併で生き残った歴史を考えると今回もその方向なのかなと。ゴールドマンやモルガンスタンレーの筆頭株主である三菱UFJのグラブへの出資ほどは大胆な動きではないですが。
もちろんロビンフッドを起点とする手数料無料化の波で、大手チャールズシュワブがTDアメリトレードを買収したことでイートレードも焦っていたと思います。
そちらの解説はこちらでしています
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO54533830X10C20A1000000
モルガン・スタンレー、Eトレードの双方にとって
win-win のディールだと受け止めている。
( E*TRADE は5.2百万口座で$36兆ドルの顧客資産。これがモルガン・スタンレーの既存3百万のリテール口座に加わる。モルガンからすれば顧客の裾野は2.7倍に拡大する)
このディールで何より重要なのは、主要ネット証券で
市場シェアが最も小さいEトレードですら企業価値を
算定すると1兆円を軽く超える水準になっているということ。
デジタル金融ビジネスの存在は、もうそのくらいに
なって来ているということを理解すべき。
個別のディールの良し悪しより、今やその事実の方が
よっぽど大事だと思う。
なお、モルガン・スタンレー側からのリリースはこちら。
https://www.morganstanley.com/press-releases/morgan-stanley-to-acquire-e-trade
米国は、Charles SchwabがTD Ameritrade買収を昨年11月に発表(①)。②はそれの観測時のPickだが、Robinhoodのような手数料無料化から業界全体が価格競争に入っている。そしてE*Tradeはネット証券のなかでは下位で、その報道時にも取り残されということで株価が下落していた。
あまり米国のモルスタのリテールの状況を知らないのだが、セグメントを見る限り元はSmith BarneyだったMorgan Stanley Wealth Managementがあって、収益・利益それぞれ前者の半分くらいを稼いでいる。ただあまりネット証券でバリバリ競争しに行くイメージを持っていないのだが…
手数料競争やそれを要因とした再編はネット証券に限らず、米国のリテール金融全体で起こっている。昨夜はFranklin ResourcesがLegg Masonの買収を発表(③)。
①https://newspicks.com/news/4412972
②https://newspicks.com/news/4403973
③https://newspicks.com/news/4651005
そんななかでのEトレード買収。Eトレードは賞味期限内で売却できた。モルガンは個人投資家の層が厚くなった。
ただ、1975年のウォール街のメーデーから40年以上かけて事業モデル転換を準備してきた米国金融機関とは異なり、日本のリテール金融機関はその準備は殆どできておらず、相応の痛みを伴う再編になると慎重に観察しています。