(ブルームバーグ): 欧州の航空機メーカー、エアバスは、防衛・宇宙部門を再編する計画だ。不採算の同部門の収益性を回復するために、部門従業員の約7%を削減する。

19日の発表資料によると、2021年末までに2362人を削減する計画。ドイツ・ミュンヘンに本拠を置く同部門の従業員数は約3万5000人。

同部門の責任者ダーク・ホーク氏は「主に宇宙市場の停滞や防衛関連の契約延期によって引き起こされた受注の欠如」が今の状況の原因だと、従業員宛ての書簡で説明した。ブルームバーグが書簡を確認した。「数字はわれわれが今行動を起こす必要があるという明確なメッセージを送っている」と指摘した。

発表によると、人員削減の大部分はドイツとスペインが対象。 英国とフランスの拠点はそれよりも小幅な削減となる。

原題:Airbus to Restructure Defense Unit, Cutting 7% of Workforce (1)、Airbus Defence and Space Outlines Plan to Cut 2,362 Jobs (抜粋)

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