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今回のFOMCでは、金融政策の見直しに関して、金融政策と金融安定との関係と、インフレ目標のレンジ化という、二つの大変重い論点を議論しました。

前者は機会を改めて取り上げますが、後者に関しては執行部が精緻な三つの案(uncertainly range, operational range, indifference range)をせっかく示したのに、FOMCメンバーからは、そもそもこの段階でレンジを導入することへの疑問が提示され、議論が入り口でスタックした印象を受けました。

今回は、前者のテーマを議論するために長い時間を要したように見えるので、単に時間不足だった可能性もありますが、次回以降に仕切り直しとなったわけです。

その上で、FRBとECBが、インフレ目標のレンジ化というテーマを、違う角度から議論していることも興味深く思います。

つまりFOMCメンバーの間には、今回の議事要旨が示すように、インフレ目標をレンジ化すると、2%目標に対するコミットメントが弱まるのではないかという心配があります。

一方で、ECBの理事会メンバーの中には、ずっと達成できないインフレ目標への信認を維持するためには、レンジ化することで目標達成に柔軟さを加えてはどうかという考えがあるように思います。