【中山亮太郎】どん底から抜け出せた一流コーチのシンプルな助言

2020/3/19
インターネットを通じて、主に個人から少額の投資を募る「クラウドファンディング」。わが国ではクラウドファンディングが知られるようになった時期と、東日本大震災の復興支援策として注目された時期が重なる。そのため「クラウドファンディングは困っている弱者が利用するもの」「困っている人でないと、使ってはいけないもの」と誤解され、なかなか普及が進まない時期もあった。

そのクラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケを率いるのが、37歳の中山亮太郎社長である。

映画『この世界の片隅に』の資金調達をしたことで一躍有名になったマクアケ。クラウドファンディングの可能性を探りつつ、社会のインフラとして根付かせるために、日々何を考え、実行しているのか。中山氏のたどってきた道筋と、仕事をするうえで大事にしている哲学を聞いた。(全7回)
入社2年目でどん底を経験
サイバーエージェントに入社してみると、僕と同じように藤田社長に憧れて入った鼻息の荒い連中が大勢いました。
似たもの同士だから、すごく気が合う。だから仲はいいけれど、やはりライバルでもあります。同期が新人賞を取ったりすると悔しいし、表彰されているのを見ると、おめでとうという気持ちの後ろに、負けないぞという気持ちもあります。
僕も「ベストプレイヤー賞」を受賞したことがあります。マネージャーを除く全プレイヤーの中で最も活躍した人間だと言われたので、すごくうれしかった。入社1年目が終わって、その次の総会で表彰してもらいました。
ところがここから僕の失敗が始まりました。